「自測自健(じそくじけん)」のススメ

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[PR]知っていますか、自分の「睡眠タイプ」? 睡眠力の向上は「見える化」から始まる

睡眠に課題を抱えている人が、日本人の5人に1人いるという(Photo by Getty Images)

 快適な睡眠は、ひとりで楽しむ極上の時間。心地よく目覚めた朝は気分も爽快、仕事への意欲も自然に湧いてくる――。こんな経験をお持ちの方も、多いことでしょう。「24時間戦えますか」と、寝る間も惜しんで働く企業戦士が褒め称えられた時代は過去のもの、いまは「しっかり休んでしっかり働く」という風が吹いています。

 

5人に1人は「睡眠」に課題を抱えている

 しっかり休むためのカギとなるのが、長さが十分で質の良い睡眠です。ところが、NHK文化研究所の調査によれば、1970年代以降つい数年前まで、日本人の平日の睡眠時間は一貫して減少傾向にありました。また厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、5人に1人が「睡眠で休養が十分にとれていない」と回答しています。

 日本人の睡眠状況は、黄信号が点滅しているということです。

 「眠ることにはさまざまな意味があります。たとえば、睡眠中は覚えたいことを取捨選択して脳に記憶させるという作業が行われていますし、身体にとって重要な幾種類ものホルモンが分泌される時間でもあるのです」

 睡眠の専門医・坪田聡医師はこう語りながら、睡眠の「質」の重要性を指摘します。

 「睡眠時間を増やすのは困難でも、質を向上させるのは、実はそう難しいことではありません。問題は、自分の睡眠状況を正しく把握していない人が意外に多いことです」

帝人が手がける「睡眠力向上プログラム」

 黄信号に待ったをかけようと、睡眠の質の向上に正面から取り組む動きも出てきました。2018年に帝人が「健康経営」を目指す企業向けに提供を開始したのは、「Sleep Styles 睡眠力向上プログラム」という名のサービスです。

 これは働き方改革ならぬ「眠り方改革」によって、企業で働く従業員のパフォーマンス向上を支援するプログラム。睡眠コーチングアプリや入眠支援のウェアラブルデバイスなどデジタルツールを活用しながら、個人ごとに異なる睡眠のタイプや課題を「見える化」していきます。

 ただ、一般には繊維メーカーとして知られる帝人が、なぜ「睡眠」に取り組むのか? そんな疑問に対して、同社デジタルヘルス事業推進班で、臨床検査技師の大谷修一さんはこう答えます。

 「帝人は1980年代から在宅医療機器などヘルスケア事業を展開しており、私自身、在宅医療を通じて睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関わってきました。睡眠の質の向上には思い入れがあります。そんな睡眠に関する事業の経験と最新のデジタル技術を組み合わせて、企業の生産性向上に貢献したいと考えました」

帝人デジタルヘルス事業推進班の大谷修一さん

個人の「睡眠傾向」を5つに分類

 「昨夜は寝不足だ」「夜中に2度目が覚めた」など、自分の睡眠状況は自分が一番わかっているのに、なぜ「見える化」が必要なのかと、疑問に思う人もいることでしょう。でも、過去1週間となると、そうはいかないはずです。

 睡眠力向上プログラムでは、スマホを使ってアンケートに答え、睡眠日誌をつけることからスタートします。日誌といっても、布団に入った時間と寝付いたと思われる時間、朝目覚めた時間と布団を出た時間を記録するのみです。

 「記録を見返すと、気づきがあります。私の例で言うと、ぐっすり眠った翌日は趣味の将棋の勝率がいいんです(笑)。自分の睡眠を見える化して意識することで、仕事のパフォーマンスとの関係もわかりますし、生活習慣を見直すキッカケにもなると思います」(大谷さん)

 次のステップでは、睡眠に関する知識や睡眠をとるためのコツなどをオンラインで学びます。睡眠はきわめて個性的なもので必要な睡眠時間も個人差があるといった基礎から、休日に寝だめをすると睡眠リズムが狂って月曜日の不調を招くといった意外な事象まで、睡眠力を向上させるヒントを得ることができるのです。

 さらにこのプログラムでは、アンケートや睡眠日誌に基づき、その人の「睡眠傾向」を5つに分類します。

(1)特に問題がない「良好」
(2)平日頑張って土日寝だめといった「リズム不調型」
(3)寝つきが悪く、何度も目が覚める「効率低下型」
(4)ストレスや考え事で眠れず、眠れないことで焦ってしまう「緊張型」
(5)産業医などの診断が推奨される「無呼吸リスク」

 これらの睡眠傾向を明らかにしたうえで、傾向にあった「対策」を実践していくわけです。そのプロセスでは、必要に応じて、寝つきをサポートする最新のウェアラブルデバイス「ツーブリーズ」も提供されます。

快適な睡眠をサポートするウェアラブルデバイス「ツーブリーズ」とそのアプリ

 「睡眠の質を向上させたいと思っても、何から始めたらいいのかわからないという人も多いですから、学習機会は助けになりますね。仲間やコーチがいることも、意欲を高めてくれると思います」(坪田医師)

睡眠の質が高まれば、人生の質が向上する

 睡眠力向上プログラムの1サイクルは、8週間。開始から2週間後と8週間後にチェックすることで、変化を把握することができます。メタボ対策やダイエットと同様、自分の睡眠の「見える化」によって、睡眠力の向上に向けた意欲が高まり、そのための取り組みが習慣化するという好循環のキッカケになるということです。

 帝人デジタルヘルス事業推進班で、睡眠改善インストラクターの資格を持つ出井丈也さんは「睡眠についての正しい知識を身につけるだけでも、行動が変わります。このプロジェクトを通して、いまさらながら睡眠の質の向上の重要性を実感するようになりました」と語ります。

 「部内では、昼休みに10~15分程度の軽い昼寝をする人が増えています。短時間でもすっきりするし、午後の眠気がおさえられます。その結果、仕事のパフォーマンスも上がるんですよね」(出井さん)

帝人デジタルヘルス事業推進班の出井丈也さん

 寝不足や質の悪い睡眠がうっかりミスを引き起こすのは、誰もが経験していること。近年では、睡眠とメンタルヘルスの関係も注目されています。

 睡眠は個人の問題であると同時に、企業にとっても重要な意味を持っています。病気リスクは人材の損失につながりますし、不眠によるパフォーマンスの低下や事故も懸念されます。「睡眠力向上プログラム」は、「しっかり休んでしっかり働く」というあるべき姿に近づく一つの契機となりえます。

 最近は「良質な睡眠」を健康経営の重点項目に採用したり、人間ドックの診断項目に加える動きが広がりつつあります。従業員の「眠り方改革」を後押ししようとする企業が少しずつですが、増えています。

 「睡眠の質が上がれば、寝ているときも起きているときも、質の高い時間を増やすことができます。体内時計もちゃんとまわるようになり、病気リスクも低減されます。何より、人生の質を高めることにつながります」(坪田医師)

※「Sleep Styles 睡眠力向上プログラム」の詳しい説明はこちら。

「DANRO」(https://www.danro.bar/)掲載記事

自測自健とは

自分の体の状態を自分で測る。健康を保つための新習慣を考える

健康状態を知るためには、血圧や体重、体脂肪率など、さまざまなデータを測ること。
しかも、人間ドックや健康診断の時ではなく、毎日「自分で測る」ことが大切です。

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