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あなたの頭痛の原因は低血圧かも?頭痛を防ぐ4つの対策を解説!

 頭痛には様々な種類があり、それぞれ原因も異なりますが、低血圧が原因となるケースもあります。低血圧による頭痛は、血液の循環が悪く脳に酸素が行き届かなくなることが原因です。こちらでは、低血圧が原因となる頭痛のメカニズムや頭痛の種類、低血圧が原因の頭痛を予防する方法を4つご紹介します。

監修者プロフィール

伊藤メディカルクリニック院長
伊藤 幹彦 先生

東京医科大学卒業後、東京医科大学第2外科(心臓血管外科)入局。東京医科大学八王子医療センター心臓血管外科や東京警察病院外科医長などを経歴し、現在は伊藤メディカルクリニックの院長を務める。これまでの術者としての経験をもとに、全身管理の大切さをモットーとし、健康維持への貢献を目指している。

 低血圧が原因となり、頭痛を引き起こすことがあります。本稿では、頭痛の種類と原因、低血圧で起きる頭痛のメカニズムや4つの予防法をご紹介します。

頻繁に起きる頭痛には種類と原因がある

 頭痛には様々な種類があり、原因や症状に違いがあります。まずは4つの頭痛タイプと原因をご紹介します。

・片頭痛
原因は特定されておりませんが、脳の血管が急激に拡張して起きるといわれているのが片頭痛です。睡眠不足、ホルモンバランスの崩れ、疲労、ストレスなど様々な原因により、多くの人が悩まされている頭痛の1つです。頭の片方もしくは両側が「ズキズキ」と脈打つように痛み、吐き気を伴うこともあります。

・緊張型頭痛
頭の横にある筋肉、首や肩の筋肉が緊張して起きる頭痛です。筋肉が緊張して血流が滞ってしまうことで、老廃物が蓄積。それによって周りにある神経が刺激されて頭痛として現れます。肉体的な疲労やストレスが原因になっていることが多い頭痛です。首筋や肩が凝っている、頭が締め付けられる痛みが特徴です。

・群発頭痛
脳の視床下部が刺激を受けて起きる頭痛です。目につながっている頸動脈が拡張するので、目の奥が痛くなるという特徴があります。他の症状としては、目の奥に激しい痛みが出て、鼻水、涙などが出ることもあります。

・低血圧が原因の頭痛
低血圧は、心臓が送りだしている血液の量(心拍出量)が低下していたり、自律神経が乱れていたりする状態です。低血圧の人は、手や足の先などの体の末端部分の血管収縮力がとても弱いので、血液のめぐりが悪くなります。その結果、身体に必要な栄養や酸素が行き渡らず、頭痛をはじめとした様々な体調不良の原因となるのです。

低血圧が原因の頭痛を予防する4つの方法

 低血圧による頭痛を予防する4つの方法をご紹介します。

1.食事の見直し
栄養バランスが偏らないようにし、規則正しく食事をするのが効果的です。低血圧だと、食欲不振からしっかりとした食事を取れないことが多くなりがちです。1回の食事量を増やせなくても、必要な成分を取るために3食バランスよく食べるようにしましょう。

 塩分を適度に摂取することで、身体の「水分」をしっかりとキープできます。体内の水分が増えると、血液の量も増えるので、結果的に血圧を上げることができます。水分は1日に1~2リットルとるのが理想です。ただし、「むくみ」が出てきた場合には、水分量を減らして様子を見てください。

 低血圧だと疲労が溜まりやすいため、塩分と一緒に疲れを取ってくれる「クエン酸」を摂取するのもおすすめです。クエン酸は梅干しや柑橘系の果物に多く含まれています。

2.運動で足腰を鍛える
低血圧の人は、手や足先の血液が心臓にしっかり戻りにくくなります。「ふくらはぎ」は足の血液循環に大きな役割を持っているので、鍛えることで血液のめぐりを正常に整えることができます。ふくらはぎのトレーニング方法としては、「ウォーキング」が効果的です。ウォーキングの時間を取ることが難しいという人であれば、自宅などの階段を使って「階段昇降」をするのもおすすめです。

3.リラックス

生まれつき自律神経が乱れやすい本態性型自律神経失調症の方は、低血圧の割合が多くなります。日常生活のストレスよりも体質の問題なので、うまく付き合う必要があります。適度にリラックスすることで自律神経が安定するため、改善に繋がり低血圧にも効果的です。

 趣味や好きな事をしたり、家族や友人と一緒に過ごす時間をつくるなど、積極的に気分転換をしましょう。

4.生活習慣を見直す
生活習慣の乱れは、自律神経の乱れにつながります。血流を制御する働きがある自律神経が乱れると、低血圧が悪化します。したがって、規則正しい生活リズムを取ることで、できるだけ自律神経を乱さないようにしましょう。

低血圧を改善して頭痛を予防しましょう

 頭痛に悩んで苦しんでいる人は、不安を感じているかもしれません。しかし、その原因が低血圧だった場合、低血圧を改善することで頭痛を予防できます。血圧を上手に管理しながら低血圧を改善し、頭痛を予防できるように日常生活を見直しましょう。

自測自健とは

自分の体の状態を自分で測る。健康を保つための新習慣を考える

健康状態を知るためには、血圧や体重、体脂肪率など、さまざまなデータを測ること。
しかも、人間ドックや健康診断の時ではなく、毎日「自分で測る」ことが大切です。

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